バカでもわかる!初心者がつまずく「板」についての株式基礎
どうも、とびーです。
前回の株式基礎では
・「売買取引の時間帯」
・「夜間での取引」
・「取引時間帯の名称」
をお話ししましたね。
今の時代は本業で忙しい方でも、わずかな時間でも取引が可能です。
今回は実際に取引を行なっていくために一番見ておかなくてはいけない「板」についてい話していきます。
「板」とはニュースなどでよく見る、数字がたくさん表記
されているあれです。
初めての方には少しわかりづらいかもしれませんが
「板」をみることによって、どの価格にどれだけの注文が入っているかを即時に確認することができます。
まず何事にも継続して「慣れる」ことを意識しましょう!
板=投資家の希望数値
株式の取引はある条件が一致して初めて成立します。
それは
・「株を買いたい人の注文」
・「株を売りたい人の注文」です。
いくらネットですぐに取引ができるとはいえ、
株を買いたい人と売りたい人がいなければ、
私たちは買うことも売ることもできないからです。
つまり、株を売買する場合は、買いたい人や売りたい人がどれくらいいるのかを知る必要があります。
そして、どのくらいの買い注文や売り注文が入っている
のかを知らせてくれるのが、この「板情報」です。
板には「買い板」と「売り板」が存在します。
板はこの2つによって成り立っており、いくらで取引
したいという価格を「気配値」(けはいね)といいます。
こちらは私が使っている証券口座のとある板情報です。
この板情報を見ることで、株の売買をする時に自分の
売り買いしたい銘柄の枚数だけ、約定(注文成立)させることができるのかをリアルタイムで確認できます。
そして、図のように
・売り手が「左側」
・買いてが「右側」
・真ん中が「気配値」
となり、わかりやすく説明すると
売り手の場合
A氏「6566円で1400株売りたい」
B氏「6565円で100株売りたい」
C氏「6552円で400株売りたい」
買い手の場合
D氏「6555円で1500株買いたい」
E氏「6552円で400株買いたい」
F氏「6548円で300株買いたい」
このように板情報を見ることによってあなたが売買したい銘柄や他の人が売買したい分だけの注文を知ることができます。
例えば、あなたがA社の株を買いたいとします。
その場合、上の図だと6558円で1600株の売りが
出ていることから6558円で1600株までなら、
今すぐに購入できることになります。
では新しく6556円で100株買いたいとします。
そこで買い注文を入れることで、
6556円の気配値と100株の買数量が表記されます。
ちなみに色で囲んでいる数値は
売りの場合、表示されている気配値より上に
1.701.400株の売り注文が入っている状態です。
買いの場合、表示されている気配値より下に
839.300株の買い注文が入っている状態です。
出来高とは?
「出来高」(できだか)とは実際に板のなかで取引が成立し売買された合計の総量を表したものです。
例えば、あなたがトビー会社の株を100株売りたいと思い、その株をBさんが買えば、トビー会社の株の出来高は100です。
その後Cさん、Dさんでトビー会社の株を100株を
売り買いして、その日の取引はこの2回だけだとすると
この日のトビー会社の出来高は合計200になります。
会社の決算発表やニュースなどで業績アップが見込めるとなるとみんなが買いたいと思い取引量が増えます。
逆に問題が起きたり不祥事などでイメージが悪くなって
しまったらそれだけで売ってしまいたい、安く買いたいという人が増えても取引量が増えます。
どちらにしても出来高が高まる可能性があります。
・まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回「板情報」と「出来高」についてお話ししました。
始めた当初は板やチャートに張り付きになってしまいます。
しかし板情報に張り付いて目先の動きばかりを見ていても
長期的に見なければ板情報に振り回されることだってあります。
必ず数字に惑わされないようにまずは売買の値を決めてから、売買のシミュレーションをしっかりしておきましょう。
また「出来高」の仕組みを理解しておくことで実際の取引の重要なヒントの1つとして活用できます。
「板情報」に関しては証券口座を開設することによって
無料で誰でも見ることができます。
これをきっかけに、一度証券口座を開いてみてはいかがですか?
また、私のメルマガでは投資初心者に向けた簡単な知識
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もちろんこちらも無料ですので今後、少しでも情報を共有
できれば幸いです。
ぜひよろしくお願いします!