サブプライムローンの本質的な要因と裏側。初心者には是非覚えてほしいリーマンショックの基礎③
どうも、とびーです。
前回では「サブプライムローンの解説」をお話ししました。
あなたが取り組んでいることに直接的なダメージを与え、
いつ起こるかは予想ができません。
そのためにまずは「知る」ことが大事であり、あなた自身の打開策を持つ必要があります。
いくら知識を持っていたとしても、その原因を突き止めて、
自分なりに打開していくことはなかなか難しいです。
では今回、さらに奥深く、
「サブプライムローンの裏側」で何が起こったのかを解説していきます。
・ローンを商品化し、転売する
住宅ローン会社はローン「利息」が目的であり、いろんな人にお金を貸し出します。
ですが、貸し出しだけだとローン会社の手持ちはなくなってしまいます。
それを解決したのが住宅ローンを「証券化」にしたのです。
証券化とは「貸しているお金に利子をつけて返済する権利」を商品にしたものです。
例を出しましょう。
あなたは友達のAさんに「1万円」を貸しているとしましょう。
Aさんは返済するお礼に「1万円分」居酒屋で奢ってくれる約束をします。
しかしあなたは別の友人のBさんにも、
「返済するときにプラス5000円にして返すから今すぐに1万円貸してほしい」と言われました。
ですがあなたは既にAさんに1万円貸しているので、お金がありません。
Aさんにすぐに返済はできないのと、
Bさんを断ると5000円もらえるチャンスを失ってしまいます。
ここで、「借金を証券化する」のです。
あなたは知り合いのCさんに、
「Aさんから1万円返してもらって、1万円分の居酒屋を奢ってもらえる権利を1万5千円で買わないか?」とお願いします。
Cさんからすると、Aさんに返済してもらえば1万円分の居酒屋代を実質5000円で飲み食いできるので、
5000円分得と考え、あなたから買ってくれます。
これにより、あなたも5000円分多くお金を手に入れ、
手元には1万円が返ってきます。
その1万円をBさんに貸してあげれば、利子として1万円ゲットできます。
これが「ローンを証券化した」仕組みです。
つまりリーマン・ブラザーズは返してもらう権利をローン会社から沢山買取り、
それ以上の金額の回収で儲けを行っていたのです。
しかしここで気づいてほしいのは、
「きちんと返済をしてもらえること」が前提になっているかどうかです。
・もし相手から返済がなかったら?
前回の記事でサブプライムローンは、
「所得の低い人や、信用のない人」がターゲットとお伝えしましたね。
例に出して言うと、あなたはバイト先で「信用できる先輩のAさん」ではなく、
「今日、初出勤のお金がない新人バイト君」にお金を貸しているようなものです。
普通なら、初めて会った人にお金を貸さないと思います。
しかし、回収する権利を買い取ってくれると考えているので
信用もない知らない人に見境なく貸し出しをするわけです。
回収する権利を買い取った上記で話したCさんや、さらにCさんから回収権を買った人はお金を回収するすることができず、
先に払った分だけ損をしてしまいます。
これが、リーマン・ブラザーズの経営破綻とリーマンショックが発生した本質的な原因です。
・まとめ
今回の記事で「サブプライムローン」が何故、広がってしまったのか、
そして、その裏側にどういう貸し出しシステムがあったのかをお伝えしました。
あなたも日常でお金を貸したけど返済がなかったこともあったのではないでしょうか?
現にお金の貸し借りだけでも、あなたの人生に多大な影響が出ることは事実です。
これからローンを組んで車や家を購入する時があるかもしれません。
その時のためにも今回の記事は参考になったのではないでしょうか?
また私のLINE@では、初心者の方に向けた質問やご相談を募集しています^^